惣菜と甘味の店『菊香庵』
中食産業の可能性
ファストフードやファミリーレストラン、居酒屋チェーンなど外食産業は昭和45年ごろから登場、その後、チェーン形式を主体に飛躍的に発展してきたが、この10年前頃からは全体の売上が減少し、完全なオーバーストア状態で激しい消耗戦に突入しています。
外食産業が低迷する一方、中食産業は年々市場規模を拡大し平成15年には推定で約6兆1千億円と、外食産業全体の4分の1の規模にまで達しています。しかし的確に消費者のニーズを掴んでいるかと言うと疑問で、今の若者向けメニュー主体では商品の魅力が乏しく先行きは暗いのが実態です。
中食産業は外食産業に比べ飲食のスペース、サービスへの経費負担が圧倒的に少なく粗利が大きい極めて生産性が高い業態です。中食産業の中核を担う惣菜店には、新業態開発の余地も期待も大きく、また収益性の高いビジネスが見込めます。
中食(なかしょく)産業とは?
中食産業とは、外食と家庭での料理の中間にあるものとして、惣菜や弁当などを買って家庭で食べるような食品、惣菜や弁当類、調理済みパンなどの製造販売業を指している。
「惣菜+甘味」の新業態チェーン店
惣菜や弁当など中食を提供している既存の惣菜店、食品スーパーやコンビニ、デパ地下はそれぞれ目指す顧客層が異なり、必ずしも『良いものを安く提供する』という小売りの王道を究めてはいません。家庭で作る食事とも外食とも違い、その中間に位置する『中食』に着目した新業態の惣菜店が『菊香庵』です。
既存勢力とは明確に異なる『魅力ある商品の開発力と生産性の高い製造・販売システム』をもつ新業態店舗により、現状に大きな不満を持つ新規顧客層を大量に開拓できる店舗をFC展開していく、それが菊香庵のねらいです。
菊香庵が最も企業努力を傾注することは、常に消費者の満足できる商品を提供し続けることです。季節はもちろん、月毎、週毎、さらに日替りで、午前、午後の時間帯でもバラエティ豊かに本当に美味しい惣菜と甘味をきめ細かく製造し、販売していくことが求められます。
そして常時80〜100アイテムの作り立ての商品を揃え、毎日のように来店してもらっても決して飽きることのない品揃えを維持していきます。また、時代が求める食に対する厳しい安心・安全やヘルシーさをしっかりと、かつわかりやすく提供します。