株式会社プロスキーム

PROSCHEME



本当に住みたい価値のある場所

古き良き日本の美しい景観を再現

 日本は戦後の高度経済成長によって実に多くのものを獲得し、そして引き換えに日本が本来もっていた多くの美点を失ってきました。その間、誰も彼もが無数の家を建て、オフィスを建て、工場を建て、店舗を建ててきたのです。しかし、一生懸命作ってきた都市はあまりに乱雑で、とても世界に自慢できるような代物ではありません。地域が長い時間をかけて培ってきた歴史や都市の文脈を理解せずに場当たり的に都市や建築を造ってしまったために、落ち着きのない住宅地や無味乾燥なオフィス街、猥雑な商店街、根無し草のようなコミュニティができてしまったのではないでしょうか。
 能登には日本が失ってしまった美しい伝統的な家並み、手入れの行き届いた田畑や山林、道路沿いの秩序ある景観…等々が奇跡的に残されています。日本の古き良き文化・風景・自然を色濃く残す能登をキャンバスにして、次世代に受け継がれる価値のある日本の姿を再構築し、世界に誇れる日本の創出に挑戦するのが「能登クラブ」です。

■長寿と幸せな人生が結びつかない日本
 日本は女性が85歳、男性が78歳と世界一の長寿国です。でも、長生きすると本当に幸せな人生が約束されるのでしょうか。年金の将来は不透明ですし、介護への気が遠くなるような不安、孤独な独居老人の増加、年間の自殺者が3万人を超えるなど、長寿と幸せな人生が結びつかないのが偽らざる日本の現状です。
 団塊の世代にとって、長寿がもたらす老後は最も深刻な問題です。彼らは戦後の高度経済成長期に田舎から都会へ大移動し、そして定年を迎えようとする今、今度は都会から田舎への大移動が始まるのです。それは、年金の減少や老後の不安を考えれば、自分たちの未来を豊かにする可能性を、生活費が高くゆとりのない東京など大都市では見いだせないからです。

人生を楽しみたい人達の楽園を能登に!

 1,100万人の団塊の世代は、340兆円の資産をもち、80兆円の退職金を今後手に入れる世代でもあり、彼らを中心としたアクティブシニア層のポテンシャルをどう掴むかが、これからのビジネスの成否を握ると言われています。団塊の世代の男性が定年を迎えますが、彼らは豊かな日本の中で育った最初の世代であり、空腹に耐えた経験もなく、若い頃には「ジーンズ」、「ロック」などを流行させ、結婚後には「ニューファミリー」という新たな家族形態を築き、独自の消費スタイルを作り出した世代でもあります。多くの自由時間を手に入れた彼らは、昔のようにまた新たなライフスタイルを次々と生み出していくことでしょう。
 ここで提案する「能登クラブ」は、新しいライフスタイルを求める団塊の世代を明確なターゲットにしています。彼らが抱える将来への不安と、まだまだ長い人生を思いっきり楽しみたいという欲求を真正面から捉え、一つひとつ具体的に不安を解消し、欲求を実現していくシステムとして作られるのが「能登クラブ」です。
 本当に良いものが地域に受入れられ、時代を超えて未来に受け継がれていきます。「能登クラブ」は、団塊の世代のロマンを求める熱き思いをエネルギー源として、古き良き本物の日本が残っている能登を対象に、人生を楽しみたい人達の楽園を創り上げることを目指しています。